2008年1月14日月曜日

フランス 婚外の子どもが初の過半数

1人の女性が一生のうちに何人の子どもを産むかを示す出生率が、ヨーロッパで最も高いとされるフランスで、結婚していないカップルの間に生まれた子どもの数が、初めて全体の過半数を占めたことがわかりました。
フランスの国立統計経済研究所によりますと、去年1年間にフランスで生まれた子どもは81万6500人で、出生率は1.98でした。これは出生率が2.00を記録したおととしに比べるとやや減ったものの、フランスは、依然、アイルランドと並んで、ヨーロッパの中で最も子だくさんの国となっています。一方、おととし生まれた子どものうち、結婚していないカップルの間に生まれた子どもの割合は初めて50.5%と、全体の過半数を占めたことが明らかになりました。これは、フランスが、結婚していないカップルに対しても、結婚している夫婦とほぼ同等の社会的な権利を認めているためとみられ、結婚していなくとも子どもを産みやすい環境を整えたことが、高い出生率を支える背景の1つになっていると指摘されています。

1月17日 4時35分

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