2008年5月22日木曜日

NY原油最高値 一時135ドル台に東京ストップ高

原油 東京市場はストップ高
ニューヨークの原油市場で21日、先物価格が1バレル=135ドルを突破したのを受けて、東京市場では午後に入っても中東産の原油先物価格が一日の値動きの上限まで値上がりし、21日に続いて最高値を更新しています。
21日のニューヨーク原油市場は、国際的な指標となっているWTIの先物価格が時間外の取り引きで1バレル=135ドルを突破し、連日で過去最高値を更新しました。これを受けて、東京市場では午後に入っても日本が主に輸入している中東産の原油の先物価格が1キロリットル当たり8万3200円と、一日の値動きの上限まで値上がりし、取り引き開始以来の最高値を更新しています。原油価格が急激に値上がりしているのは、産油国が原油の増産に慎重な姿勢を崩さない一方で、21日に発表されたアメリカの原油の在庫統計が事前の予想を下回ったため、供給不足への懸念が一段と高まっていることが背景にあるものとみられます。市場関係者は「投資家の間では、ここ最近、原油価格がさらに値上がりするという見方も出ており、原油市場に投機的な資金が一段と流れ込む可能性もある」と話しています。

21日のニューヨーク原油先物相場は、指標となるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)期近の7月物が一時、通常取引終了後の夜間取引で一時1バレル135.04ドルまで上昇し、前日の過去最高値(129.60ドル)を大きく塗り替えた。同日朝発表の米週間在庫統計で原油・ガソリンの在庫が大幅に減少したのに加え、ドル安が買い材料となった。 (10:23)

ニューヨーク原油市場は、供給不足への懸念を背景に投機的な買い注文が一段と強まり、先物価格は1バレル・134ドルを突破して前日に続いて史上最高値を更新しました。市場関係者は「大手証券会社などが原油価格の見通しを1バレル・140ドルや150ドル台まで引き上げていることも買い注文を一段と強める原因となっている」と話しています。
21日のニューヨーク原油市場は、この日発表されたアメリカの原油の在庫統計が市場の予想を大幅に下回ったことから、これからガソリンの需要期を迎える夏場に向けて供給不足への懸念が一段と強まりました。さらに、新興国を中心とした需要の高まりに対して産油国が増産に慎重な姿勢を崩さないことや、大地震の被害を受けた中国で、今後、復興に向けたエネルギー需要が増えるのではないかという観測から、買い注文が集まりました。この結果、原油価格の国際的な指標であるWTIの先物価格は大幅に上昇し、通常取引のあとの時間外取引で一時1バレル・134ドル台半ばまで大幅に上昇し、前日に続いて史上最高値を更新しました。市場関係者は「大手証券会社などが原油価格の見通しを1バレル・140ドルや150ドル台まで引き上げていることも買い注文を一段と強める原因となっている」と話しています。

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