日経平均終値8824円、今年最安値を更新
31日の東京金融市場では、円高・株安が進んだ。
円相場は一時、1ドル=84円6銭と、東京市場では1995年6月以来約15年ぶりの水準まで上昇した。午後5時、前日(午後5時)比89銭円高・ドル安の1ドル=84円22~25銭で大方の取引を終えた。日経平均株価(225種)の終値は、前日比325円20銭安の8824円06銭で、25日につけた今年の最安値(8845円39銭)を更新した。
米経済の先行き不安を背景に円買い・ドル売りが強まった。民主党代表選を巡る政局の混迷で、「政府による円高対応が遅れる」との見方も円買いを誘った。
市場には政府・日本銀行が30日に表明した追加の経済・金融対策への失望感も広がっており、当面は追加対策を催促する形で円高・株安が進みそうだ。
一方、債券市場では、投資家のリスクを回避する姿勢を強め、安全資産とされる債券が買われた。長期金利の代表的な指標となる新発10年物国債の流通利回りは一時、前日終値比0・07%低い年0・96%まで低下(国債価格は上昇)した。
31日の東京金融市場は、米景気の減速懸念などから円高・株安が再び進んだ。
円相場は1ドル=84円台まで上昇する一方、輸出企業の採算悪化などを嫌気して、日経平均株価(225種)の下げ幅は一時、260円を超え、2営業日ぶりに8900円を割り込んだ。政府・日本銀行が30日に打ち出した追加の経済・金融対策の効果は早くもはげ落ちた格好だ。
東京外国為替市場の円相場は反発して始まり、午後1時現在、前日(午後5時)比75銭円高・ドル安の1ドル=84円36~38銭で取引されている。
市場では、政府・日銀の対応に「追加経済対策は、スピード感が乏しい」「金融緩和策は市場が織り込んでいた域を出ておらず後手に回っている」との指摘も多い。円売り介入も含めた「次の一手」が早期に必要との見方が強まっている。
東京株式市場は、円高進行を嫌気して全面安の展開となっている。午後1時現在、前日終値比259円67銭安の8889円59銭。東証1部の午前の出来高は約5億8400万株だった。
市場では「日銀には円高対策に本腰を入れて取り組む姿勢は感じられない」(アナリスト)との冷ややかな見方も出ている。「円高に歯止めがかかっておらず、株価は8500円程度まで下落しかねない」(大手証券)との見方もある。
30日のニューヨーク株式市場は、米景気の先行き不安から売られ、株価は大幅反落した。ダウ平均株価(30種)は前週末比140・92ドル安の1万9・73ドルと2営業日ぶりに反落して取引を終えた。
8月の米雇用統計の発表を9月3日に控え、市場では非農業部門の雇用者数が10万人程度減少するとの見方が広がり、米雇用情勢の改善ペースの鈍さを嫌気した売りが広がった。
2010年8月31日火曜日
2010年8月25日水曜日
日経平均続落、終値8845円…今年最安更新
株価指標現在値
(前営業日終値比) 始値 高値 安値 更新日時
日経平均 8991.06円(+84.58円) 8811.47円 9021.75円 8810.46円 8月27日15:29
日経平均続落、終値8845円…今年最安更新
日経平均の終値は、3日連続で今年の最安値を更新した 円高で日本経済の先行き不透明感が強まり、
株安に歯止めがかからない。
25日の東京株式市場は、円高で業績悪化が懸念される輸出関連株を中心に売られ、
日経平均株価(225種)の終値は、約1年4か月ぶりとなる前日比149円75銭安の8845円39銭まで下落し、
今年最安値を3日連続で更新した。下げ幅は一時、187円に達した。
また、東京外国為替市場の円相場は午後5時、前日(午後5時)とほぼ同じ1ドル=84円55~58銭で
大方の取引を終えた。
市場介入への警戒感は出ているが、基本的な円高基調は変わっていない。
対ユーロでは午後5時、前日(午後5時)比51銭円安・ユーロ高の1ユーロ=107円25~29銭だった。
一方、景気の先行き不透明感から投資マネーは株式市場から
比較的、安全な投資先と言われる債券市場に流れ込んでいる。
東京債券市場で長期金利の代表的な指標となる新発10年物国債の流通利回りが一時、
前日終値比0・015%低い年0・895%まで低下(国債価格は上昇)し、
2003年8月以来、約7年ぶりに0・9%を割り込む水準まで下落した。 (2010年8月26日01時42分 読売新聞)
(前営業日終値比) 始値 高値 安値 更新日時
日経平均 8991.06円(+84.58円) 8811.47円 9021.75円 8810.46円 8月27日15:29
日経平均続落、終値8845円…今年最安更新
日経平均の終値は、3日連続で今年の最安値を更新した 円高で日本経済の先行き不透明感が強まり、
株安に歯止めがかからない。
25日の東京株式市場は、円高で業績悪化が懸念される輸出関連株を中心に売られ、
日経平均株価(225種)の終値は、約1年4か月ぶりとなる前日比149円75銭安の8845円39銭まで下落し、
今年最安値を3日連続で更新した。下げ幅は一時、187円に達した。
また、東京外国為替市場の円相場は午後5時、前日(午後5時)とほぼ同じ1ドル=84円55~58銭で
大方の取引を終えた。
市場介入への警戒感は出ているが、基本的な円高基調は変わっていない。
対ユーロでは午後5時、前日(午後5時)比51銭円安・ユーロ高の1ユーロ=107円25~29銭だった。
一方、景気の先行き不透明感から投資マネーは株式市場から
比較的、安全な投資先と言われる債券市場に流れ込んでいる。
東京債券市場で長期金利の代表的な指標となる新発10年物国債の流通利回りが一時、
前日終値比0・015%低い年0・895%まで低下(国債価格は上昇)し、
2003年8月以来、約7年ぶりに0・9%を割り込む水準まで下落した。 (2010年8月26日01時42分 読売新聞)
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