2011年2月22日火曜日

株価大幅下落アフリカ諸国リビア政情不安

東証前引け、大幅反落 中東緊迫でリスク回避 円上昇も重荷


 22日午前の東京株式市場で日経平均株価は大幅反落した。
前引けは前日比213円15銭(1.96%)安の1万0644円38銭だった。
リビアでの政情不安が深刻化し、世界的にリスク性の高い資産から資金を引き揚げる動きが強まった。
外国為替市場では円相場が米ドルに対し一時、1ドル=82円台後半に上昇。
輸出関連株に売りが広がった。

 米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスが日本国債の格付け見通しを「ネガティブ」に引き下げたと発表。
日本国債を大量に保有する銀行株が下げ幅を拡大し、相場全体の重荷になった。
「日本株は高値圏にあっただけに利益確定の売りは出やすい。
不透明要因が多いことから投資家は買いを見送る姿勢で、
株価は値幅を伴って下げやすくなっている」
(みずほインベスターズ証券の石川照久エクイティ情報部部長)との指摘があった。

 前日の欧州市場でも株式相場は軒並み下落した。リビアの政情混迷で投資家のリスク回避姿勢が強まり
、金融株を中心に売られた。米国の時間外取引でもナスダック100株価指数先物が下値を切り下げて推移しており、
休場明け22日の米国市場に対する懸念も高まっている。

 東証株価指数(TOPIX)は反落した。業種別TOPIX下落率上位には「証券商品先物」や「海運」が並んだ。

 東証1部の午前の売買代金は概算で8941億円、売買高は同13億2244万株だった。
値下がり銘柄数は全体の85%に当たる1407、値上がりは161、横ばいは95だった。
 トヨタやパナソニック、東芝、ソフトバンクが安い。TDKや京セラ、キヤノンも売られた。
半面、原油価格の急騰を受けJXなど石油関連株が買われた
。中部電といった電力株のほかJR東日本などディフェンシブ関連銘柄が上昇した。

 東証2部株価指数は反落した。ソディックやオリコ、AQインタが下げた一方、ソフトクリエやケンタッキーが買われた。
                                                                                        〔日経QUICKニュース〕 (2/22 11:26)

市場概況

東証前引け、大幅反落 中東緊迫でリスク回避 円上昇も重荷 (2/22 11:26)

株価指数先物・オプション11時30分、大幅反落 中東緊迫で売り (2/22 11:41)

新興市場前引け、ジャスダック平均が反落 中東混乱で投資家慎重に  (2/22 11:20)

東証寄り付き、反落 中東の政情不安でリスク回避 (2/22 9:26)

日経平均先物、反落で始まる 下げ幅100円超、欧州株安引き継ぐ (2/22 9:11)

SGX日経平均先物寄り付き、135円安の1万730円で始まる (2/22 8:47)

東証大引け、6日続伸 上海株高で安心感、リビア情勢は重荷 (2/21 15:41)

株価指数先物・オプション大引け、続伸 上海株堅調で持ち直す (2/21 15:41)

新興市場21日、マザーズ指数が昨年来高値 内需関連に買い (2/21 15:32)

日経平均大引け、6日続伸 堅調な上海株を好感 (2/21 15:11)

東証後場寄り、上げに転じる 底堅い中国株を好感 (2/21 13:05)

東証前引け、反落 円高で利益確定売りが優勢、押し目買いも (2/21 11:20)

株価指数先物・オプション11時30分、反落 円高・ドル安が重荷に (2/21 11:47)

新興市場前引け、ジャスダック続伸 マザーズ指数一時昨年来高値上回る (2/21 11:35)

東証寄り付き、反落 円上昇嫌気、リビア情勢で見送りムードも (2/21 9:29)

日経平均先物、反落して始まる 利益確定売りが先行 (2/21 9:08)

SGX日経平均先物寄り付き、10円安の1万840円で始まる (2/21 8:47)

日本株ADR18日、売り優勢 みずほFGなど金融株下落、NTT高い (2/19 7:14)

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