2011年9月6日火曜日

日経平均、年初来安値を更新…終値8590円

日経平均、年初来安値を更新…終値8590円

 
 日経平均株価(225種)の終値は
前日終値比193円89銭安の8590円57銭で、
今年の最安値を更新し、
2009年4月28日以来約2年4か月ぶりとなる安値水準となった。
東証1部の出来高は約21億100万株。
ギリシャの債務問題の深刻化などを背景に、
前日の欧州市場が急落したことを嫌気した売りが先行した。
さらに、アジアの主要市場も軟調に推移し、
再び、
世界的な連鎖株安の様相が強まるのではないかとの懸念が強まった。
投資家はリスク回避の姿勢を強め、
トヨタ自動車やソニーなどが今年の最安値を更新するなど、
主力の輸出関連株を中心に、幅広い銘柄が売られた。
東証1部全体の値動きを示す
東証株価指数(TOPIX)は14・62ポイント低い741・20。
東京電力株は、5円高の384円と3営業日ぶりに反発した。

東証寄り付き、続落 2週間ぶり8600円台、欧州株大幅安で

                                                               公開日時2011/9/6 9:26

   6日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は続落して始まった。
一時前日終値より100円超安い8600円台後半に下げた。
取引時間中に8600円台を付けるのは8月24日以来、約2週間ぶり。
米景気後退への懸念や欧州財政問題に対してユーロ圏諸国の足並みがそろわないことへの
不安から投資家がリスク回避姿勢を強め、前日の欧州株が大幅安となった流れを引き継いだ。
外国為替市場で円が対ユーロで上昇していることも重荷となっている。
5日の米市場は休場だったが、
欧州では独DAX指数と仏CAC40がそろって年初来安値を更新した。
独メルケル首相の地元の州議会選挙で与党が敗北するなど、
ギリシャ債務問題を巡る対応の難しさが浮き彫りとなったことも重荷となった。
市場では「東日本大震災直後の3月15日に付けた
年初来安値の8605円を割らなければ底入れムードも出てくる」との声が聞かれた。
東証株価指数(TOPIX)も続落。
トヨタ、ソニーが年初来安値を更新した。
キヤノン、ニコンも売りが先行している。東芝も安い。
半面、前日大幅に下落した日立金、東電や中部電、コメリなど内需関連株が買われている。

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