2009年11月26日木曜日

国内金26年2ヵ月ぶりの高値 一時3370円に上昇「ドル不信」で資金流入

 国内金26年ぶり高値、グラム3370円に一時上昇
 国内の金価格が26日、26年2か月ぶりの高値を付けた。
同日の東京工業品取引所で、取引の中心となる金先物価格(2010年10月渡し)は
一時、前日比11円高の1グラム=3370円まで上昇した。
ニューヨークの金先物市場が史上最高値を更新し続けているためだ。
 国内の金小売り価格も上昇しており、金地金大手の田中貴金属工業で前日比15円高の1グラム=3535円(税込み)を付けた。
  東京金26年ぶりの高値 「ドル不信」で資金流入…26日
26日の東京工業品取引所で国内の金価格が上昇して先物、小売価格ともに26年2か月ぶりの高値を付けた。
急激な円高・ドル安で「ドル不信」を強めた投資家が安定した投資先として資金を振り向けていることが背景にある。
 金先物取引の中心となる2010年10月渡し価格は一時、前日比11円高の1グラム=3370円と
1983年9月以来の水準まで上昇した。
小売価格も値を上げ、田中貴金属工業で同15円高の1グラム=3535円(税込み)を付けた。
 金が金融商品として見直されていることも活発な取引の要因だ。
金価格に連動した上場投資信託(ETF)が増え、東京、大阪両証券取引所では3本のETFが上場している。
毎月一定額で金を購入する「純金積み立て」の利用者も増加している。
田中貴金属の口座数はリーマン・ショック直後の08年10月と比べて約26%増となっている。

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