2009年3月2日月曜日

NY株6763ドル12年ぶり安値6800ドル割れ


NY株、終値6800ドル割れ 12年ぶり安値
 2日のニューヨーク株式市場ではダウ工業株30種平均が大幅に4日続落し、前週末比299ドル64セント安の6763ドル29セントと、1997年4月以来、約12年ぶりの安値で取引を終了した。保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)が2008年10―12月期に約600億ドルと史上最大の赤字を計上し政府が追加支援したことなどをきっかけに、金融システムや景気全般に対する不安心理が一段と高まった。
 金融株がほぼ軒並み安となり、米銀大手シティグループは20%安となった。景気悪化懸念を背景にエネルギーなど幅広い銘柄が売られ、ニューヨーク証券取引所では上場銘柄の9割超が値下がりするほぼ全面安の展開。米主要500社で構成するスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)500種株価指数は34.27ポイント安の700.82と96年10月以来の安値で取引を終了した。
 ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は54.99ポイント安の1322.85と昨年11月以来の安値水準。ダウ平均は取引時間中に6755ドル17セントと307ドル安まで売られる場面があった。

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