2008年11月12日水曜日

未曾有 頻繁 踏襲 読んでくれよなぁ国のトップ

「みぞうゆう」の災害? 首相、あいさつで読み間違い
2008年11月12日21時46分
 麻生首相が漢字を読み間違える例が相次いでいる。母校学習院大で12日、開かれた日中青少年友好交流年の閉幕式でのあいさつで、「ちょうど半年前の今日、四川省で発生した大震災、みぞうゆうの自然災害というものを乗り越えて……」と「未曽有(みぞう)」を「みぞうゆう」と間違えた。さらに、日中の交流について、「1年のうちにこれだけ煩雑に両首脳が往来したのは日中関係史上過去に例がありません」。「頻繁(ひんぱん)」を「煩雑(はんざつ)」と間違えたようだ。
 国会答弁でも「踏襲(とうしゅう)」を「ふしゅう」と誤読するなど、日本語の間違いが目立つ首相。12日、記者団に「んーそうですか。単なる読み間違い。もしくは勘違い、はい」とかわした。

「はんざつ」「みぞゆう」 首相、誤読連発
 麻生太郎首相は12日、母校の学習院大で開かれた日中青少年友好交流年閉幕式であいさつした際、日中両国首脳の「頻繁」な往来を「はんざつ」と読み違えた。中国・四川大地震に触れたところでも「未曽有」を「みぞゆう」と読んだ。 首相は同日、首相官邸で記者団に誤読の多さを指摘されると「単なる読み間違い。もしくは勘違い」と釈明。首相は7日の参院本会議でも村山富市首相談話を「踏襲」と言うべきところを「ふしゅう」と答弁した。

みぞうゆう?ふしゅう??…麻生さんは漢字苦手?
 麻生首相が最近、言葉遣いの誤りを連発している。

 12日午後、日中関連イベントであいさつした首相は、「これだけ『はんざつ』に両首脳が往来したのは例がない」「(四川大地震は)『みぞうゆう』の自然災害」などと語った。手元に用意した原稿にはそれぞれ「頻繁(ひんぱん)」「未曽有(みぞう)」と書かれており、誤読だったようだ。
 7日の参院本会議でも、植民地支配と侵略への反省を表明した村山首相談話を「ふしゅう」すると表明した。首相は「踏襲(とうしゅう)」を「ふしゅう」と読む間違いを国会で何度も繰り返しており、12日の衆院内閣委員会では、質問に立った民主党議員が首相に近い甘利行政改革相に、「首相が日本語を正しく発音しないのも何ですから、『とうしゅう』と読むんだと伝えてほしい」と苦言を呈する場面もあった。
          ◇
 秘書官らに指摘を受けた首相は、「おれ、そんな風に言っているかなあ」とこぼしたといい、自覚はあまりないようだ。
 12日夜も、間違いの多さを指摘した記者団に平然とこう答えた。
 「それは単なる読み間違い、もしくは勘違い。はい」
(2008年11月13日10時10分 読売新聞)

0 件のコメント: