2008年12月10日水曜日

銅地金14年ぶり減産

銅地金14年ぶり減産、日鉱・三井金属の精錬統合会社
 日鉱金属と三井金属の銅製錬事業統合会社で国内最大手のパンパシフィック・カッパー(東京・港)は11日、国内3工場で来年1月から3月まで銅地金の生産を1割減らすと発表した。親会社の日鉱金属時代も含めて本格的な銅地金減産は14年ぶり。
 需要状況に応じてさらに減産幅や時期を拡大する可能性があるという。世界的な景気減速の影響で、自動車や電機など幅広い分野で銅の需要が減少していることに対応する。
 佐賀関製錬所(大分市)や日比共同製錬(岡山県玉野市)など3拠点で銅鉱石や銅スクラップの投入を減らし、生産量を落とす。今回の減産により、2008年度下期(10月―来年3月)の生産量は当初計画より約5%少ない29万5000トンとなる。

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