2008年12月1日月曜日

NY株急反落、下落幅史上4番目

NY株急反落、終値679ドル安 下落幅史上4番目
 1日のニューヨーク株式市場ではダウ工業株30種平均が急反落し、前週末比679ドル95セント安の8149ドル09セントで取引を終えた。下落幅は過去4番目の大きさ。米サプライマネジメント協会(ISM)の11月の製造業景況感指数が26年ぶりの低い水準に落ち込んだことなどを受け、米景気に対する警戒感が一段と強まった。
 1日のニューヨーク債券相場は急伸し、長期金利の指標となる表面利率3.75%の10年物国債利回りは前週末比0.19%低い(価格は高い)2.73%で取引を終えた。米景気の落ち込みを示す指標の発表などを受けて買いが優勢となった。一時2.64%まで下げ、過去最低水準を更新した。
 ダウ平均は前週末までに5営業日続伸し、合計で1200ドル超上げていたため、利益確定売りも出やすかった。幅広い銘柄が売られ、ニューヨーク証券取引所では上場銘柄の9割弱が値下がりするほぼ全面安の展開となった。銀行大手シティグループが22%安となるなど金融株の下げが特にきつかったほか、原油安を受けてエネルギー関連銘柄にも売りが集まった。

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