2008年12月31日水曜日

08年の世界株価、歴史的な下落率 

08年の世界株価、歴史的な下落率 英は現行指数で最大
 2008年の米欧アジアの株式市場は、金融危機の影響で歴史的な大幅安となった。31日のニューヨーク株式市場でダウ工業株30種平均は午前10時半(日本時間1日午前0時半)現在、前日比69ドル6セント高の8737ドル45セントで取引されており、07年終値からの下落率は34%にのぼった。年間ベースでみて史上3番目の大きさで、大恐慌当時の1931年以来の水準だ。同日の終値次第で最終的な下落率は変わるが、数十年ぶりの大幅安となるのはほぼ確実で、足元の金融不安と景気悪化の深刻さを浮き彫りにしている。
 ロンドン市場ではFTSE100種総合株価指数の31日終値が07年の終値に比べ31%下落。年間下落率としてはIT(情報技術)バブル崩壊時の02年(24%)を上回り、指数算出を始めた80年代半ば以降、最大の下落率となった。仏CAC40の年間下落率も約4割に達した。
 30日に08年の取引を終えたフランクフルト市場では、ドイツ株式指数(DAX)が同40%下落。指数算出を始めた88年以降、02年に次ぐ2番目の下落率となった。(01:17)
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