2008年5月12日月曜日

米ガソリン小売価格、最高値更新

米ガソリン小売価格、最高値更新・前週比3.0%上昇
 【ワシントン=米山雄介】米エネルギー省が12日まとめた直近1週間の全米平均のガソリン小売価格(レギュラー)は1ガロン3.722ドル(1リットル約102円)と、前週に比べ3.0%上昇、過去最高値を更新した。値上がりは7週連続。原油の一段高を受け騰勢が続いている。夏場の旅行シーズンを控え、米経済に打撃となるのは必至だ。
 米ガソリン価格は直近の底値をつけた2月中旬に比べ25.7%も上昇している。西海岸のカリフォルニア州では平均価格で3.919ドルまで上昇、一部店舗では4ドル台に乗せている。
 ディーゼル車用の軽油の平均小売価格は1ガロン4.331ドルと、前週に比べ4.4%上昇。2週間ぶりに値上がりし、過去最高値を更新した。

NY原油、7日ぶり反落・一時126ドル台半ば、最高値更新
【NQNニューヨーク=海老原真弓】12日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は7営業日ぶりに反落。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の6月物は前週末比1.73ドル安の1バレル124.23ドルで終えた。一時126.40ドルまで上昇し、過去最高値を更新したが、利益確定売りに押された。
 需給ひっ迫観測の強まりなどから、前週末までの6営業日で原油相場は約12%上昇していたことから、利益確定や高値警戒感からの売りが出たようだ。この日の安値は123.86ドル。
 ガソリン、ヒーティングオイルも7営業日ぶりに反落した。

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