2008年8月15日金曜日

下落続落 NY原油111ドル台 NY金777.7ドル

NY原油 111ドル台に下落
ニューヨーク原油市場は、アメリカだけでなくヨーロッパでも景気減速への懸念が強まり、今後石油の需要が減るとの見方から先物価格は値下がりし、3か月半ぶりに1バレル・111ドル台に下落しました。
15日のニューヨーク原油市場は、ヨーロッパ15か国のことし4月から6月までのGDP・域内総生産の伸び率がマイナスとなったことで、アメリカだけでなくヨーロッパでも景気減速懸念が強まり、今後世界的に石油の需要が減るとの見方から原油先物の売り注文が増加しました。この結果、国際的な原油取引の指標となるWTIの先物価格は、一時1バレル・111ドル台前半まで値下がりし、3か月半ぶりの安値をつけました。市場関係者は「ヨーロッパの景気減速懸念から、外国為替市場で相対的にユーロを売ってドルを買う動きが強まり、ドル安を利用してこれまで買われてきた原油や金それに穀物などの商品先物が軒並み値下がりを続けている」と話しています。

NY金続落、終値で800ドル割れ 一時777.7ドル、9カ月ぶり安値
 15日のニューヨーク商品取引所(COMEX)で金先物相場は大幅続落。取引の中心である12月物の終値は前日比22.4ドル安の1トロイオンス792.1ドルとなり、800ドルを割り込んだ。一時777.7ドルと9カ月ぶりの安値を付けた。ニューヨーク外国為替市場で円相場が一時、1ドル=110円台後半と今年1月初旬以来の安値水準に下落するなど、ドルが対主要通貨で上昇。ドル相場と逆行しやすい金への売りが膨らんだ。
 原油相場も続落。ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で、取引の指標となっているWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)9月物は、前日比1.24ドル安の1バレル113.77ドルで終えた。石油輸出国機構(OPEC)が今年の石油需要見通しを下方修正したことなどを受け、一時111.34ドルと5月初旬以来の安値を付けた。

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