2008年9月14日日曜日

NY株急落500ドル余最大下落リーマン破綻受け

NY株価 500ドル余下落 9月16日 6時42分
大手証券会社リーマン・ブラザーズの経営破たんを受けて、ニューヨーク株式市場は金融不安が連鎖的に広がるのではないかという懸念が強まり、平均株価は500ドル余り値下がりして、2001年の同時多発テロ事件の直後以来、最大の下げ幅を記録しました。
大手証券会社リーマン・ブラザーズが15日未明、破産法の適用を申請すると発表し、経営破たんしたことから、この日のニューヨーク株式市場の反応に注目が集まりました。アメリカを代表する名門証券会社の経営破たんは、市場では驚きをもって受け止められ、金融不安が連鎖的に広がるのではないかとの懸念が強まり、株価は急落しました。平均株価は先週末より504ドル48セント値下がりし、2001年にアメリカを襲った同時多発テロ事件の直後以来、最大の下げ幅を記録しました。終わり値は1万917ドル51セントでした。また、ニューヨーク外国為替市場でも金融不安への警戒感からドルが売られました。市場関係者は「市場全体を金融不安が覆っており、ピリピリとした緊張した相場展開だ」と話しています。

NY株急落、一時320ドル超下落 リーマン破綻受け
 【ニューヨーク=山下茂行】週明け15日のニューヨーク株式市場ではダウ工業株30種平均が急落し、取引開始直後に前週末比で約320ドル下落する場面があった。米証券大手リーマン・ブラザーズが破産法の申請を決めたことを受けて、金融派生商品(デリバティブ)取引での連鎖的な債務不履行など金融システムへの影響が出かねないとの懸念が背景。午前9時45分(日本時間午後10時45分)現在、ダウ平均は前週末比294ドル66セント安の1万1127ドル33セントで推移している。
 リーマンの株価は一時前週末比で9割超下落し、1ドル未満の水準まで落ち込んだ。メリルリンチを買収する米銀大手バンク・オブ・アメリカ株も財務負担の懸念から売られる一方、メリル株は上昇。流動性確保策などを15日にも発表する見通しの米保険最大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)株は一時、10ドルの大台を割り込んだ。 (22:59)

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