2008年9月26日金曜日

日銀16兆円以上8日連続資金供給

日銀、8日連続の資金供給…合計16兆円以上
 日本銀行は26日、短期金融市場に計1兆5000億円を即日供給した。

 米金融不安を背景に資金が調達しにくい外資系金融機関の資金繰りを円滑にする狙いだ。この結果、日銀の資金供給は、「リーマン・ショック」直後の16日以降、8営業日連続で、供給額は計16兆円以上に達した。しかし、セントラル短資によると、外資系の円の調達金利は26日も朝方から年0・7%を超える水準で推移。日銀による資金供給後もほとんど下がらなかった。
 一方、外資系に比べて資金調達がしやすい邦銀などの調達金利は、日銀の誘導目標である年0・5%を下回る年0・4%前後。信用力が高い大手銀行の金利は22日には年0・05%まで下がる局面もあったという。連日の大量の資金供給で国内金融機関には資金の余剰感が生まれているため、日銀は資金供給と吸収を同時に行う神経質な金融調節を強いられている。
(2008年9月26日19時16分 読売新聞)

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