2008年9月8日月曜日

米国株300ドル超上げ先週末比

米市場トリプル高、ダウ終値289ドル上昇 住宅公社株は1ドル割れ
 【ニューヨーク=山下茂行】8日の米金融市場は株式、債券、ドル相場がすべて上昇する「トリプル高」となった。ダウ工業株30種平均は大幅に続伸し、前週末比289ドル78セント高の1万1510ドル74セントで取引を終えた。上げ幅は約1カ月ぶりの大きさだった。米政府が経営難に陥った住宅公社2社を政府管理下に置き、公的資金の注入枠を設けると発表したことを受け、ドル資産を見直す動きが広がった。
 住宅公社の救済策発表で金融不安の後退や住宅ローン市場の安定化への期待が高まり、株式市場では金融株や住宅メーカー株が軒並み買われた。取引開始間もなくダウ平均は一時約350ドル高まで上昇した。
 一方、連邦住宅抵当公社(ファニーメイ)と連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)の住宅公社2社の株価は、救済策に盛り込まれた配当停止などを嫌気して8割以上急落、それぞれ1ドルを割り込んで引けた。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の基準では、30日間連続で終値の平均値が1ドルを下回ると上場廃止の対象となる。 (10:09)

米国株、ダウ一時300ドル超高 公社の政府管理を好感
 【ニューヨーク=山下茂行】週明け8日のニューヨーク株式市場ではダウ工業株30種平均が大幅に続伸して始まり、一時、前週末比で300ドル超上げた。米政府による米住宅公社の救済策発表で、信用不安の後退や住宅市場の早期底入れなどへの期待感が高まっている。政府管理に置かれる連邦住宅抵当公社(ファニーメイ)と連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)は配当が停止されることなどを嫌気して安く始まった。
 8日の外国為替市場ではドルが買われ、ドルの対ユーロ相場はロンドン市場で一時1ユーロ=1.41ドル台後半と昨年10月以来、11カ月ぶりのドル高・ユーロ安水準を付けた。ニューヨーク市場では午前9時20分(日本時間午後10時20分)現在、1.42ドル台前半で取引されている。対円では同時刻現在、前週末比85銭円安・ドル高の1ドル=108円50―60銭。 (22:50)

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