2009年1月9日金曜日

外貨準備高12月末過去最高

12月末の外貨準備高、過去最高を更新
 財務省が9日発表した2008年12月末の外貨準備高は前月に比べ277億8600万ドル増え、1兆306億4700万ドルとなった。2カ月連続の増加で、昨年3月末以来、9カ月ぶりに過去最高額を更新した。世界的な金利低下に伴い、米国債など保有債券の時価評価額が膨らんだのが主因。ユーロ相場が対ドルで上昇し、ユーロ建て資産のドル換算額が増加したことも寄与した。
 外貨準備は政府が輸入代金の決済や対外債務の支払いなどに備えて蓄えている外貨建ての資産。自国通貨が下落した際には、外国為替市場で介入を行う場合の原資にもなる。
 日本の外貨準備は昨年2月末に初めて1兆ドルの大台を突破し、3月末に過去最高となる約1兆156億ドルを記録した。03年から04年春にかけて累計約35兆円に上る外国為替市場への大量の円売り・ドル買い介入を財務省が実施。その際にため込んだドル資金が膨らんでいる形だ。(11:47)
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