2009年2月23日月曜日

NY株価 1997年5月来12年ぶりの安値

NY株価 11年9ヶ月ぶりの安値 250ドル安7114ドル 2月24日 7時54分
ニューヨーク株式市場は23日、アメリカの企業業績が今後も悪化することへの懸念や、
政府の金融安定化策の全体像が依然としてあいまいだという受け止めから、
平均株価は大幅に値下がりし、終わり値はおよそ12年ぶりの安値を記録した。
週明け23日のニューヨーク株式市場は、
景気の先行き懸念からIT関連などの企業業績が今後も悪化することへの懸念が広がり、売り注文が増加した。
さらにこの日、アメリカ財務省が金融機関に対して追加の資本増強を行う用意があることを発表したものの、
政府の金融安定化策の全体像は依然としてあいまいだと受け止める投資家が多く、
株価は全体で大幅に値下がりした。
平均株価の終わり値は、先週末に比べて250ドル89セント安い7114ドル78セントとなり、
1997年5月以来、およそ12年ぶりの安値を記録した。
市場関係者は「金融システムの安定に対して投資家は疑心暗鬼になっている。
午後になって大手保険グループの経営に対する懸念も広がり、金融不安が収まらない状況だ」と話している。

ダウ終値250ドル安、11年9カ月ぶりの安値
23日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3営業日続落。前週末比250ドル89セント安の7114ドル78セントと1997年5月以来、約11年9カ月ぶりの安値で終えた。ナスダック総合株価指数は6日続落し、同53.51ポイント安の1387.72と2008年11月以来の安値で終えた。世界的な景気悪化懸念から、素材など景気敏感株を中心に売りが膨らんだ。
 S&P500種株価指数は743.33と1997年4月以来の安値だった。
 世界的に景気悪化や、企業決算・業績見通しの不振が目立つことが改めて意識され、素材や一般産業、ハイテク株の一角に売りが優勢となった。S&P500種株価指数が心理的節目の750を明確に下回ったことも市場心理を悪化させ、売りを加速させたという。相場は引けにかけて下げ幅を広げ、この日の安値圏で終えた。

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