2011年3月8日火曜日

国内金価格、28年ぶり高値…経済先行き不安で, NY原油2年5か月ぶり高値、金は一時史上最高値

 国内の金小売価格が7日、28年ぶりの高値を付けた。


 金地金大手の田中貴金属工業で前週末比51円高の1グラム=4021円(税込み)と、
1989年の消費税導入後の税込みベースでは初の4000円台に乗せた。
税抜き価格の比較では、1983年2月21日(3830円)と同水準となる。

 東京工業品取引所の金先物価格(2012年2月渡し)も7日、一時、
前週末比53円高の1グラム=3814円と昨年12月8日以来、3か月ぶりの高値を付けた。

 中東・北アフリカの政情不安などによる世界経済の先行きへの不安から、
「投資家がリスク回避姿勢を強めている」(市場関係者)。
このため、価格下落の恐れのある株式などから、
安全資産とされる金に資金が流入しているほか、
経済発展が続く中国での需要増も価格上昇の一因となっている.  11年3月8日09時00分 読売新聞

週明け7日のニューヨーク株式市場は、原油価格の上昇で、
景気回復が遅れるとの見方から売りが広がり、株価は続落した。


 ダウ平均株価(30種)は前週末比79・85ドル安の1万2090・03ドルで取引を終えた。
ナスダック店頭市場の総合指数は同39・04ポイント安の2745・63だった。

 産油国リビア情勢の緊迫化で供給懸念が強まり、原油先物市場で、
テキサス産軽質油(WTI)の4月渡し価格が前週末比1・02ドル高の1バレル=105・44ドルと、
2008年9月26日以来、約2年5か月ぶりの高値で取引を終えた。

 金先物市場では、株価の下落などを受け、安全資産の金が買われ、
指標となる4月渡し価格は一時、1トロイ・オンス(約31グラム)=1445・70ドルまで上昇し、
史上最高値を更新した。
終値は同5・90ドル高の1トロイ・オンス=1434・50ドルと続伸した.11年3月8日06時59分 読売新聞

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