NY株、一時240ドル超す下げ 金は最高値更新 S&P、米国債の格付け見通し下げ
2011/4/19 1:32
米国債の長期格付け見通しの引き下げを受け、
18日午前のニューヨーク市場でダウ工業株30種平均が大幅に反落して始まった。
投資家のリスク回避が強まり、下げ幅は一時240ドルを超えた。
正午(日本時間19日午前1時)現在、前週末比204ドル12セント安の1万2137ドル71セント。
一方で比較的安全な資産とされる金先物は買われた。
取引の中心である6月物は
一時前週末比12.6ドル高の1トロイオンス1498.6ドルと過去最高値を更新した。
米国債には売りが先行し、
米長期金利は一時前週末比0.04%高い(価格は安い)3.45%前後まで上昇した。
ただ、マネーが株式などのリスク資産を避ける「質への逃避」で、
その後は米国債が買い戻されている。
外国為替市場では円相場は3日続伸し、
一時1ドル=82円51銭とほぼ3週間ぶりの円高・ドル安水準になった。
米国株の急落を受けて、運用リスクを回避する目的で円が買われている。
NY 金(ドル/トロイオンス) ニューヨーク商品取引所(中心限月) 1,492.90 ▲ +6.90 18日終値
東京 金(円/グラム) 東京工業品取引所 (期近物) 3,956 ▼ -6 19日 17:07
※ 夜間取引の場合は取引が翌営業日扱いとなるため、翌営業日の日付が表示されます。
NY金、4日続伸 6月物1492.9ドル 一時1500ドルに迫り最高値
18日のニューヨーク金先物相場は4日続伸した。
ニューヨーク商品取引所(COMEX)で
取引の中心である6月物は前週末比6.9ドル高の1トロイオンス1492.9ドルで終えた。
格付け会社による米国債の格付け見通し変更を受けて
リスク回避を目的とした金の買いが優勢となった。
一時1498.6ドルまで上昇し、中心限月としての最高値を更新した。
米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)が
米国債の長期格付けの見通しを「安定的」から「ネガティブ(弱含み)」に変更した。
米財政問題の先行き不透明感を背景に、
投資家が運用リスクを避ける動きを強めるとの見方から、
逃避資金の受け皿となりやすい金の買いが膨らんだ。
6月物は午前中のS&Pによる発表直後に急伸。
心理的節目の1500ドルに迫った後は、高値圏でもみ合った。
銀は4日続伸。プラチナは続落した。
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