2011年7月29日金曜日

日経平均終値9833円、1カ月ぶり安値 米債務問題で

 29日の東京株式市場で日経平均株価は3日続落した。
終値は前日比68円32銭(0.69%)安い9833円03銭だった。


   日経平均(円) 9,833.03     -68.32 7/29 *大引


               日経平均プロフィル(銘柄一覧)
NYダウ(ドル)    12,240.11   -62.44    7/28  16:30

FTSE100             5,843.17    -30.04    7/29    8:40

ドル(円)              77.56-58    -0.11円高       16.45

ユーロ(円)        110.87-91    -0.78円高       16:35

長期金利(%)       1.075       +0.005  7/29   15:34

NY原油(ドル)      97.44       +0.04     7/28

6月30日以来1カ月ぶりの安値。
米連邦債務問題を巡り、下院でベイナー議長案の採決を見送ると伝わると
問題解決の行方に悲観的な見方が台頭。
米株式相場の先安懸念が強まり、午後に入り下げ幅を広げた。
米格付け会社がスペイン国債を格下げ方向で見直すと発表し、
外国為替市場で円が対ユーロで上昇。
採算悪化懸念で輸出関連株の一部が売られたことも相場全体の重荷になった。
東証1部では全体の7割の銘柄が値下がりした。


 午前は好決算企業への押し目買いもあり
日経平均は前日終値近辺で一進一退だった。
しかし、後場に入ると、外部環境の不透明感を嫌気した売りが広がった。
週末とあって持ち高整理の売りも目立った。
「増税論議や菅直人首相の退陣時期を巡る政治の混迷で買いを入れにくい状況」
(岡三オンライン証券の伊藤嘉洋チーフストラテジストとの声もあった。

 東証株価指数(TOPIX)も3日続落。

 東証1部の売買代金は概算で1兆2650億円と、
6月30日以来約1カ月ぶりの高水準だった。
売買高は同19億4772万株で6月15日以来の高水準。
東証1部の下落銘柄数は1266、上昇銘柄数は304、変わらずは97だった。

 トヨタ、ソニー、東芝、日立、コマツなど主力株は軒並み下げた。
東電のほか電力株は軒並み安。
半面、ファストリ、ルネサス、三井不、ヤマハ発、KDDI、JTが上昇した。

 東証2部株価指数は5日続落。〔日経QUICKニュース〕

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