2008年10月31日金曜日

NY株10月史上最大下げ1525ドル 米実体経済、不安感増す

NY株、10月最大の下げ1525ドル 米実体経済、不安感増す
 金融危機を契機にした米経済の先行き不安感が増している。
10月のニューヨーク株式市場でダウ工業株30種平均の下げ幅は1525ドル65セントと史上最大を記録。金融不安を引き金に投資家心理が急速に冷え込んだ。
31日は株価が上昇するなど市場は落ち着きつつあるが、株安は世界に連鎖、今後も不安定な値動きが続く可能性が高い。景気後退色が強まるなか、今月4日に決まる次期米大統領の経済政策がカギを握ることになる。
 ダウ平均は下落率でも月間で14.1%と、ロシア通貨危機が起きた1998年8月以来、約10年ぶりの大きさだった。米メディアによると約2兆5000億ドル(約245兆円)の時価総額が吹き飛んだ計算だ。世界的にリスク資産である株式から資金を引き揚げる動きが止まらず、米市場でもヘッジファンドなどの換金売りが加速した。 (11:33)
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