2008年10月13日月曜日

G7会議NY株大幅上昇で始まる一時400ドル超

NY株、大幅上昇で始まる 上げ幅、一時400ドル超す 2008年10月13日22時37分
 13日のニューヨーク株式市場は、各国の金融危機対策などを好感した買い注文が先行し、大幅上昇して始まった。大企業で構成するダウ工業株平均は取引開始直後、前週末終値に比べた上げ幅が一時400ドルを超えた。
 ダウ平均は前週末10日まで8営業日続けて下落。この間の下げ幅は計約2400ドルに達し、急落に歯止めがかからなくなっていた。だが、13日は、アジアや欧州の株式市場の上昇を受けて、ダウ平均もひとまず大幅反転した。
 主要7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)が10日夜、金融機関への公的資金による資本注入実施などで合意。13日には、英国が大手銀行の実質国有化などに踏み切り、日米欧の5中央銀行もドル供給の強化策を発表するなど矢継ぎ早に対応策が打ち出され、投資家の不安心理がいったん和らいだとみられる

NY株、急伸で始まる 一時ダウ391ドル高、金融危機対応を好感
13日の米株式相場は急伸して始まった。午前9時35分現在、ダウ工業株30種平均は前週末比391ドル87セント高の8843ドル6セント、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は同74.32ポイント高の1723.83で推移している。週末にかけて明らかにされた金融市場安定化のための各国政府の取り組みを好感した買いが入っている。前週1週間でダウ平均は1800ドル超下げており、値ごろ感を意識した買いも見られる。
 前週末10日夕、7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議は金融市場の機能回復など異例の行動計画を打ち出した。12日にはユーロ圏15カ国が銀行間取引の保証や金融機関への資本注入に踏み切ることを決定。週初にアジア株式相場が上昇したほか、欧州株式相場も大幅高で始まったことが市場心理を明るくしている。
 シティグループ、バンク・オブ・アメリカが10%超上昇するなど、金融株が高い。三菱UFJフィナンシャル・グループがモルガン・スタンレーへの出資を実行したと発表したことを受け、モルガンは5割を超えて上げている。 (22:53)
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