2008年10月24日金曜日

円急騰一時1ドル92円台13年2カ月ぶり

東京円急騰、一時1ドル92円台 13年2カ月ぶり
2008年10月24日17時27
 24日の東京外国為替市場の円相場は午後5時過ぎに一時1ドル=92円台に突入し、ドルに対して年初来高値を更新した。95年8月以来、13年2カ月ぶりの円高ドル安水準。円はユーロに対しても急伸し、午後5時すぎに一時1ユーロ=117円台をつけた。
 宇野大介三井住友銀行チーフストラテジストは「日本の金融機関は欧米に比べて相対的に傷が浅く、今後も円高が進む傾向に変わりはない」としている。

円、対ドルで一時92円台 対ユーロでも一時117円台に急伸
 24日の東京外国為替市場で円相場は大幅に4日続伸。17時時点では1ドル=95円13―18銭前後と前日の同時点と比べて2円55銭の円高・ドル安水準で推移している。世界的な株安連鎖を背景に投資家のリスク許容度が低下し、低金利の円を借りて高金利通貨などで運用する「円キャリー取引」の持ち高解消に伴う円買いの流れが一段と強まった。夕方に円は対ドルで一時94円75銭近辺まで上昇。その後も円の上昇はとまらず、17時すぎに92円75銭近辺に急伸した。円が92円台まで上昇するのは95年8月以来13年2カ月ぶり。
 円の対ユーロ相場は大幅に4日続伸。17時時点で1ユーロ=120円45―49銭前後と前日の同時点と比べ4円77銭の円高・ユーロ安水準で推移している。「円キャリー取引」を解消する動きが加速し、円買い・ユーロ売りが膨らんでいる。円は16時半すぎに119円96銭近辺まで上昇した。17時すぎに、損失覚悟の円買いを巻き込み、117円16銭近辺に急伸した。円が対ユーロで117円台をつけるのは2002年9月以来6年1カ月ぶり。〔NQN〕 (17:40)
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