2009年1月20日火曜日

「新しい責任の時代」…オバマ大統領「再生」誓う

「新しい責任の時代」…オバマ大統領「再生」誓う
オバマ新政権

大統領就任舞踏会で踊るオバマ大統領夫妻=AP
ワシントンで開かれた大統領就任を祝う舞踏会で、ダンスを披露するオバマ大統領夫妻(20日、AP)
 20日就任したバラク・オバマ米大統領(47)は、ワシントンの連邦議会議事堂前で行った就任演説で、金融危機やイラクとアフガニスタンでの戦争を念頭に、「我々に必要なことは、新しい責任の時代に入ることだ」と述べ、米国民と世界の積極関与を求めた。
 また、「米国再生の仕事に着手」するよう呼びかけ、ブッシュ共和党政権のもとで傷ついた米国の威信回復に取り組む姿勢を鮮明にした。
 大統領は演説で、「世界は変わった。だから、我々も世界とともに変わらなければならない」と強調。テロに対しては、「我々は、あなたたちを打ち破る」と強硬な姿勢を打ち出す一方、異なる宗教や人種間で融和を実現する重要性を説いた。
 その上で、南北戦争や人種差別を乗り越えてきた米国の歴史に触れ、「新しい平和な時代に先駆ける役割」を果たす決意を表明した。
 就任式の後、大統領は、ワシントンの目抜き通りを走る約2・5キロのコースをホワイトハウスまでパレード。市内の人出は、就任式としては史上最多の約180万人に達した。大統領専用車に乗車していたオバマ氏は、ミシェル夫人(45)とともに車から降り、約15分間、詰めかけた市民に歩きながら手を振った。
 オバマ夫妻は20日夜、就任後の恒例行事の舞踏会でダンスを披露した。
(2009年1月21日14時10分 読売新聞)

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