2008年6月16日月曜日

NHKインサイダー取引

NHKがインサイダーで検証番組
 記者らによるインサイダー取引問題を受け、NHKは16日夜、総合テレビで検証番組「NHK職員株取引問題・第三者委員会調査報告を受けて」を放送した。番組は一時間。福地茂雄会長は「脇の甘い危機管理だった。深刻に受け止める」と述べたが、出演者からは批判が相次いだ。
 評論家の立花隆氏は「深刻さを感じない。(職員の)採用方法に問題があるのではないか」と指摘。ジャーナリストの嶌信彦氏は「対応がいいかげんに感じる。世間は法律問題だけでなく、(組織の)体質を問うている」と強調した。
 番組は第三者委の報告を基に再発防止策などを説明。「受信料で給料をもらっていることを自覚してほしい」などの視聴者の声も紹介した。(07:00)
関連記事
NHKの職員81人が勤務中に株取引、第三者委が調査報告書(5/27)

記者らのインサイダー取引、NHKが検証番組放送
 NHK記者らによるインサイダー取引事件に絡み、NHKは16日、検証番組「NHK職員株取引問題・第三者委員会調査報告を受けて」を放送した。
番組は第三者委の提言を受けたもので、午後10時から1時間放映された。パネリストとして評論家の立花隆さんとジャーナリストの嶌信彦さんが出演した。
 NHKの福地茂雄会長は「(3人の職員によって)同時多発的に起きたことは危機管理に甘さがあった。視聴者に深くおわびしたい」と謝罪。
 立花さんは「『名前を出すな』とNHKを訴えたり、証拠になるコンピューターを壊したりするなど、3人に罪の意識がないことがショック」と苦言を呈した。
 嶌さんは本人や家族名義での株保有を認めた職員の約3分の1にあたる943人が調査に協力しなかったことを「ジャーナリストとしての誇りがない」と批判、「再発防止には、同僚同士や先輩後輩での討論が必要だ」と述べた。
 再発防止の取り組みを視聴者に検証してもらうため、福地会長は、同様の番組を継続的に放送していく方針を明らかにした。番組の放送開始から17日午前0時までに、NHKには視聴者から193件の苦情などが寄せられた。
(2008年6月17日01時30分 読売新聞)

NHK、インサイダー問題で検証番組放送
2008年6月17日11時15分 asahi.com
 NHKは16日、インサイダー取引問題の検証番組を放送した。評論家の立花隆氏とジャーナリスト嶌(しま)信彦氏が、NHKの福地茂雄会長、今井義典副会長と意見を交わした。福地会長は「あってはならないこと」と改めて謝罪した。
 番組は、事前収録したものを総合テレビで午後10時から流した。アナウンサーが「侮辱以外の何ものでもない」などと厳しい視聴者の声を紹介。5月に公表した第三者委員会(久保利英明委員長)の調査報告書に沿って、不正取引の状況をVTRで再現した。謝罪した福地会長に対し、立花氏が「それほど深刻に聞こえない」と迫り、福地会長が一瞬沈黙する場面も。嶌氏は「NHKの中でどう議論されているのか見えてこない」と述べた。

0 件のコメント:

ブログ アーカイブ