2008年3月9日日曜日

企業物価指数 高い伸び続く

企業の間で取り引きされる「モノ」の価格の動きを示す、先月の「企業物価指数」は、前の年の同じ月に比べて3.4%の上昇となって、2か月続けて27年ぶりの高い伸びを示し、原油など原材料価格の高騰で物価の上昇が加速しています。
企業物価指数は企業の間で取り引きされる国内の「モノ」の価格の動きを示すもので、日銀の発表によりますと、先月は、平成17年を100とした指数で106となり、前の年の同じ月に比べて3.4%上昇しました。これは、第2次石油危機の影響で物価の高騰が続いていた昭和56年3月以来の伸びとなったことし1月から、さらに0.4ポイント上昇したもので、2か月続けて27年ぶりの高い伸びとなりました。企業物価が上昇しているのは、原油など原材料価格の高騰で、「石油・石炭製品」が前の年の同じ月と比べて28.8%の大幅な上昇となったほか、「鉄鋼」が6.2%とそれぞれ上昇したためです。また、前の年の同じ月よりも価格が上昇した品目の割合が、前の月から1.7ポイント上昇して56.4%となり、日銀では「原材料価格の高騰によって、製品価格への転嫁が徐々に進んできている」と話しています。 3月12日 14時15分

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