ニューヨーク株式市場は、欧米の5つの中央銀行が協調して大量の資金供給を追加すると発表したことを受けて、金融市場の混乱が緩和されるという期待が広がり、平均株価の終わり値は前日に比べて416ドル以上値上がりしました。
11日のニューヨーク株式市場は、欧米の5つの中央銀行が協調して大量の資金をそれぞれの短期金融市場に追加供給すると発表したことを受けて安心感が広がり、幅広い銘柄に買い注文が集まりました。平均株価の終わり値は前日に比べて416ドル66セント、率にして3.5%余り高い1万2156ドル81セントでした。平均株価の上げ幅としては過去4番目の大きさでした。また、ニューヨーク外国為替市場でもアメリカの景気減速に歯止めがかかるのではないかとの期待から、円を売ってドルを買戻す動きが強まり、円相場は一時、103円50銭台まで値下がりしました。市場関係者は「大手金融機関や投資ファンドの経営悪化が伝えられるなど市場では信用不安が広がっていたので巨額の資金供給の発表は安心材料になった」と話しています。 3月12日 6時49分
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