2008年3月7日金曜日

GDP 年率3.5%に修正

去年10月から12月までのGDP・国内総生産の改定値が12日に発表され、企業の設備投資が速報値の水準を下回ったことなどから、年率に換算して、速報値より0.2ポイント低い3.5%に下方修正されました。
内閣府が発表した去年10月から12月までのGDP・国内総生産の改定値によりますと、物価の変動を除いた実質の伸び率は、前の3か月と比べて0.9%のプラスとなりました。この伸びが1年間続いた場合の年率に換算しますと3.5%のプラスとなり、先月発表した速報値より0.2ポイント下方修正されました。これは、先月の速報値と比べて、▽企業の設備投資がリース業などを中心に減ったことや、▽住宅建設が、耐震偽装問題をきっかけに改正された建築基準法の影響による落ち込みが続いていることで、国内需要全体はプラス0.5%から0.4%に下方修正されました。一方、輸出から輸入を差し引いた外需は、自動車や通信機器の輸出が好調だったことからGDPを0.5%押し上げ、日本経済の成長を支えた形になっています。また、物価の変動を含めた名目のGDPも、年率に換算して、速報値の1.2%から0.8%に下方修正されました。

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