2008年4月1日火曜日

日経平均、07年度は27.5%下落・5年ぶり、ドル不安波及

日経平均、07年度は27.5%下落・5年ぶり、ドル不安波及
 3月決算期末となった31日の東京市場では日経平均株価が大幅反落し、2007年度の下落率は27.5%と日本経済がデフレで苦しんだ02年度(27.7%)に匹敵する大きさとなった。日本株の下げは世界でも突出しており、株式時価総額は3年ぶりの400兆円割れ。為替市場では円相場が対ドルで18円も上昇して20年ぶりの上昇幅を記録した。信用力の低い個人向け住宅融資(サブプライムローン)問題を震源とするドル不安に、政治の機能不全が追い打ちをかけた。4月以降も波乱の展開を予想する向きが多い。
 日経平均の終値は前週末比294円93銭安の1万2525円54銭。下落は04年度(0.4%)以来3年ぶりで、下落率は日経平均がバブル経済崩壊後の最安値(7607円)をつけた局面に並んだ。
 株価が下げ足を速めたのはサブプライムローン問題が深刻化した昨年夏以降。上半期まで日本株を買い越した外国人が一斉に換金売りに走り、下半期だけで2兆4000億円強の売り越しに転じた。ドル建てで換算した日経平均も07年度は14.5%下落しており、外国人の見切り売りが加速した。(07:01)

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