2008年1月29日火曜日

金価格上昇 24年ぶりの高値

サブプライムローン問題の影響で金融市場の混乱が続くなかで、リスクを避けようと、金やプラチナなどを買う動きが強まって価格が上昇し、29日の東京市場では、金が24年ぶりの高値をつけたほか、プラチナも取り引き開始以来の最高値を更新しました。
29日の東京工業品取引所では、金の先物価格の終わり値が1グラム・3188円まで値上がりし、およそ24年ぶりの高値をつけました。また、プラチナの先物価格も終わり値で1グラム・5515円と、取り引き開始以来の最高値を更新しました。金やプラチナの価格が高騰しているのは、アメリカの景気後退に対する懸念を背景に、投資家の間で、混乱が続く金融市場から金やプラチナに資金を移す動きが強まっているためです。また、主な産地である南アフリカで電力の供給不足による生産の停止が続いていると伝えられたことも、値上がりに拍車をかけました。市場関係者は「アメリカの景気の先行きに対する不安から外国為替市場でドル安が進んでおり、ドルと反対の値動きをするとされる金への関心が投資家の間で高まっている」と話しています。

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