アメリカの中央銀行に当たるFRB・連邦準備制度理事会は、金融政策を決める公開市場委員会を開き、「金融市場は依然動揺している」として、景気後退を阻止する姿勢を鮮明にするため、先週の緊急利下げに続き、0.5%の金利引き下げに踏み切ることを決めました。
FRBは、30日、2日目の公開市場委員会を開き、政策金利を0.5%引き下げて3%とすることを決めました。声明の中で、FRBは、景気の動向について「金融市場は依然動揺している。経済指標から判断して、住宅市場の冷え込みや雇用情勢の悪化も予想される」と指摘しています。そのうえで、「今回の追加的な利下げは、今後の経済成長を促し、リスクを減らすことにつながるだろう。しかし、景気が悪化するリスクも残っており、FRBは必要に応じて速やかに行動する」として、景気後退を阻止する姿勢を鮮明にするとともに、今後の追加的な金利引き下げにも含みを残しました。FRBは、サブプライムローンの焦げ付きの拡大をきっかけに金融市場が混乱したことを受けて、去年9月以降、金利を引き下げてきましたが、不安が収まらなかったことから、先週には緊急の公開市場委員会を開いて異例の0.75%の大幅な利下げに踏み切ったばかりでした。
NY株価 一時上昇後値下がり
ニューヨーク株式市場は、FRB・連邦準備制度理事会が追加の金利引き下げを発表したことを受けて、平均株価が一時200ドル以上値上がりしましたが、景気の先行きへの懸念も根強く、その後、売り注文が増え、結局、値下がりに転じて取り引きを終えました。
30日のニューヨーク株式市場は、FRBが先週の緊急利下げに続いて、さらに0.5%の金利引き下げを発表したことをきっかけに買い注文が広がり、平均株価は一時200ドル以上値上がりしました。しかし、その後、金融商品に保証を付ける「モノライン」と呼ばれる専門会社の経営悪化への不安感などから、平均株価は値下がりに転じ、終わり値は前日より37ドル47セント安い1万2442ドル83セントでした。市場関係者は「FRBが一段の景気減速を食い止めるために強い姿勢を示したことは市場から好感されたが、アメリカのGDP・国内総生産が市場の予想を下回る低い伸びになったことや、モノライン問題への懸念が根強く、平均株価は乱高下する展開になった」と話しています。
自己紹介
ブログ アーカイブ
-
▼
2008
(182)
-
▼
1月
(22)
- 米政策金利 0.5%引き下げ3%に決定
- NY金、最高値更新・時間外取引で942ドル
- 金価格上昇 24年ぶりの高値
- 米大統領 最後の一般教書演説
- 29日NY金、一時最高値933ドル台
- NY金、3日続伸一時最高値929.8ドル
- 訪日外国人 円安で過去最多に
- “日本株売り” 世界的に加速
- 21日欧州アジア上海株式市場 大幅な値下がり
- 平成の龍馬?「日本洗濯」の新組織発足、東国原知事ら参加
- 下落率9.9%株価 日本市場の下落ぶり顕著
- 世界的株価急落も中国 ことし初の金融引き締め
- “米の景気後退は長期化か”
- フランス 婚外の子どもが初の過半数
- 新型インフルエンザ恐怖と相変わらず手緩ぃ厚労省
- 薬害肝炎 一律救済法案が成立
- やはり女性初の大統領か 態度ぃぃねぇオバマ氏
- 日本経済景気減速の危険性 高まる
- 経済3団体 強気の景気見通し 厳しい見方も
- 国は世界最大の柏崎刈羽原発議事録を保管せず
- 大地震調査手抜き恐~ぃ東電柏崎刈羽原発
- 孫への自慢は原油で国際社会混乱の夢
-
▼
1月
(22)
0 件のコメント:
コメントを投稿