2008年7月4日金曜日

日経平均54年ぶり12日連続下げ

東証大引け・小幅に12日続落 薄商いで売り優勢・実体経済に不安
 4日の東京株式市場で日経平均株価は小幅に12日続落。大引けは前日比27円51銭(0.21%)安の1万3237円89銭だった。4月16日(1万3146円13銭)以来の安値水準まで下げた。3日の米株式市場でナスダック総合株価指数が小幅に続落したことで日経平均に対する寄与度の高い東エレクやアドテストといった値がさハイテク株が売られた。原油高が及ぼす国内外の実体経済への悪影響に対する警戒感は払拭(ふっしょく)されておらず、相場の重しになったほか、マンションの販売不振の長期化懸念から野村不HDなどマンション関連株が売られた。東証株価指数(TOPIX)は小幅に8日続落だった。続落記録は2007年11月2―13日(8日続落)以来。
 日経平均は12日続落で1214円下げた。1954年4月28―5月18日(15日続落)以来、54年ぶりの続落記録だった。きょうの米市場が独立記念日で休場になる影響で、買い手が限られたことから軟調に推移したとの声も出ていた。朝方は外国為替市場で円相場が前日17時の水準よりも円安・ドル高で推移したことからトヨタなど輸出関連株の一角を中心に買いが先行したが、その後は下げに転じ、一時は下げ幅が100円を超す場面があった。ただ、取引時間中の安値を下回らなかったため、大引けにかけて下げ渋った。
 東証1部の売買代金は概算で1兆9646億円にとどまり、6月24日(1兆7292億円)以来、8営業日ぶりに2兆円を下回った。売買高は同18億2840万株にとどまり、心理的な節目の20億株を3日ぶりに下回った。値下がり銘柄数は748、値上がりは839、変わらずは138。〔NQN〕(15:37)
日経平均、54年ぶり11日続落
54年ぶりに11営業日連続で下落した日経平均株価=3日午後、東京・有楽町
 3日の東京株式市場で日経平均株価は小幅ながら11日続落。1954年の4月28日から15日間連続して下落して以来、54年ぶりの続落記録となった。大引けは前日比20円97銭(0.16%)安の1万3265円40銭だった。原油先物相場の上昇基調継続や米株式相場の先安観の強まりなどを背景に、持ち高を減らす売りが優勢だった。東証株価指数(TOPIX)は7日続落で、4月17日以来、約2カ月半ぶりに1300を割り込んだ。
 2日の米国株式市場では、原油先物相場が上昇基調を強めたことでインフレ懸念が高まり、株式相場は下落した。ダウ工業株30種平均は反落し、昨年10月に付けた過去最高値からの下落率は「弱気相場」入りの目安となる2割を超えた。東京市場でも米国株式相場の一段安を警戒した売りが優勢だった。〔NQN〕(17:55)

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