2008年7月22日火曜日

東証 午前取引トラブル午後取り引きを再開

東証 システムの改善で不具合 7月22日 17時29分
東京証券取引所で、22日、システムにトラブルが発生し、東証株価指数=トピックスや国債の先物などの取り引きが一時できなくなりました。この問題で、東証は、取引システムの性能を改善した際にプログラムの一部に不具合があったことを明らかにしました。
東証では、22日の取り引き開始前から、一部の証券会社で主に機関投資家などを対象にした東証株価指数=トピックスや国債の先物などの取り引きで注文状況が見られなくなりました。東証では、影響は軽微だとして午前9時から通常どおりこれらの取り引きを始めましたが、その後、注文の状況を見られない証券会社がさらに増えたため、午前9時21分、売買を停止し、システムトラブルが回復した午後1時45分に取り引きを再開しました。これについて、東証は、記者会見を開き、今回のトラブルの原因について、取引システムの性能を改善するためシステムを増強したものの、その際にプログラムにミスがあり、週末に行われたテストでもミスを発見できなかったことを明らかにしました。東証の先物商品などの取引システムは、ことし2月にもトラブルを起こしており、東証の鈴木義伯最高情報責任者は「ご迷惑をかけてたいへん申し訳ない。システムトラブルが起きてもすばやく対応が取れるよう体制を整えていきたい」と謝罪しました。

東証システム障害、原因はプログラムミス 担当役員が陳謝
 東京証券取引所は22日午後、国債先物取引など金融派生商品の取引停止を引き起こしたシステム障害について、記者会見した。21日までの連休中にシステム改良作業をした際、プログラムミスが発生したのが原因と説明した。
 会見したシステム本部長の鈴木義伯常務取締役は、「市場関係者に迷惑をかけたことを反省している」と陳謝した。東証のシステム障害は2月、3月に続き、今年3回目。鈴木常務は「トラブルをより起こりにくくする体制が東証はまだ弱い」と認めた上で、今後体制改善や社内処分を検討していく考えを示した。 (16:40)

東証のシステム障害「注文板の補強で一部不具合」
 東京証券取引所は22日、派生商品システムで障害が発生したことを受けて会見を開いた。鈴木義伯常務は障害が発生した背景を「性能を改善するため、(売買の注文状態を表す)板に関するシステムを補強したが、一部に不具合があった」と説明。具体的には「89銘柄を超えた問い合わせがあった場合、システムが停止してしまう」ことを明らかにした。板のデータを蓄える容量の上限を2万銘柄とするところを88銘柄に設定していたことが原因だという。
 新システムを納入したのは富士通。今後の対応について鈴木常務は「実損が出れば損害賠償なども検討する」と述べた。
 同日、システム障害が発生した影響で、東証株価指数(TOPIX)先物や国債先物取引など派生商品の取引は9時21分から一時停止され、13時45分から再開された。〔NQN〕(16:25)
7月22日 14時22分
22日午前、東京証券取引所の取引システムにトラブルが発生し、東証は、東証株価指数=トピックスや国債の先物などの取り引きを停止していましたが、午後1時45分から売買を再開しました。
東証では、22日午前9時の取り引き開始前から、一部の証券会社で主に機関投資家などが取り引きする東証株価指数=トピックスや国債の先物などの注文状況を見られなくなりました。その後、注文の状況を見られない証券会社がさらに増えたため、午前9時21分から売買自体を停止しました。東証では、午後の取り引きに入っても取り引きを停止していましたが、復旧作業を進めた結果、システムが正常に作動することが確認できたとして、午後1時45分から売買を再開しました。東証の先物商品などの取引システムは、ことし2月にもトラブルを起こしており、東証では今回のトラブルの詳しい原因について調べています。

東証、指し値注文状況配信できず TOPIX先物と債券先物
 東京証券取引所に上場する東証株価指数(TOPIX)先物と債券先物について、東証は指し値注文状況に関する情報を配信できなくなっていることが22日、分かった。原因については「現在調査中で、分かり次第公表する」(東証の広報担当者)としている。22日朝方から、配信できなくなっており、「データを受け取れていないのか、配信ができないだけなのかなどの詳細についても現在、調査中」(同)という。〔NQN〕(10:09)

東証システム障害が復旧、午後1時45分再開 金融派生商品
 東京証券取引所は22日、システム障害が発生したため、東証株価指数(TOPIX)先物や国債先物取引などの派生商品の午前の取引を停止した。午後零時半からの午後の取引もいったん停止したが、その後、システムが復旧。午後1時45分から取引を再開した。停止したのは先物や指数オプション、国債先物オプションなどデリバティブ(金融派生商品)のほか、東証上場の国債を含む合計6商品。現物株については通常通り取引された。
 この日は一部の金融機関の端末に情報を流すサーバーに障害が発生。注文状況などが表示されない状態となったため、午前9時21分に取引を停止した。国債先物も止まった結果、新発10年物国債の業者間取引も正午現在成立していないが、原因の詳細は不明。
 東証は派生商品を拡充するため、今年1月に富士通製の新システムを導入したが、導入直後の2月8日にプログラムミスが原因となってTOPIX先物の一部商品で取引が停止した。 (13:53)

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