2008年7月16日水曜日

NY株価 大幅に値上がり

07月17日 09時43分
ニューヨーク株式市場は、アメリカの大手金融機関の決算内容が市場の予想よりよかったことや原油価格の値下がりを受けて不安感が和らぎ、平均株価の終わり値は270ドル以上値上がりしました。
16日のニューヨーク株式市場は、この日発表されたアメリカの大手銀行「ウェルズ・ファーゴ」など金融機関の決算内容が市場の予想よりよかったことに加えて、原油の先物価格が大幅に値下がりしたことで不安感が和らぎ、幅広い銘柄で買い注文が増加しました。平均株価の終わり値は、前の日に比べて276ドル74セント高い1万1239ドル28セントでした。一方、ニューヨーク原油市場は、この日発表された政府の統計でアメリカの原油の在庫が市場の予想を上回ったことから供給への懸念が収まり、売り注文が急増しました。この結果、国際的な原油取り引きの指標となるWTIの先物価格は、前日の終わり値に比べて一時6ドル余り値下がりして、1バレル=132ドルちょうどまで下落しました。市場関係者は「原油市場に流れ込んでいた投機的な資金が株式市場へと振り向けられた。市場での緊張感はいくぶん緩和されたが、あすから主要な金融機関の決算が相次ぐため、予断は許さない状況だ」と話しています。

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