2008年7月17日木曜日

世界経済見通し改訂  ことし後半に減速へ

7月18日 6時36分
IMF=国際通貨基金は「世界経済見通し」の改訂を発表し、アメリカが下半期には小幅ながらマイナス成長に落ち込むほか、中国やインドなど新興国の成長も勢いを失うことから、世界経済がことし後半に著しく減速すると分析しています。
IMFは毎年春と秋に「世界経済見通し」を発表していますが、各国の経済情勢をより正確に示すため、夏に改訂を発表しています。17日発表された今回の改訂では、アメリカのことしの成長率を上半期の景気減速が予想ほど大きくなかったことから1.3%と、春の見通しに比べて0.8ポイント上方修正しているほか、日本の成長率も0.1ポイント引き上げ1.5%としています。ただ、アメリカ経済については原油と食料価格の上昇、金融市場の信用不安などを背景に、ことしの下半期は小幅ながらマイナス成長になると予想しています。また、これまで世界経済の成長をけん引してきた新興国の成長が勢いを失ってきたとして、これまで2けたの成長を続けてきた中国は9.7%、インドも8%の成長にとどまる見通しを示しています。こうしたことから、今回の改訂では「世界経済はことし下半期にかけて著しく減速する」と分析しています。

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