2008年2月10日日曜日

海外投資家 日本株売り顕著

先月1か月間に、海外の投資家が日本の株を売った金額は、買った金額を1兆4500億円余り上回る大幅な「売り越し」だったことがわかり、海外の投資家の売りが先月の株価急落につながったことを裏付ける形になっています。
財務省によりますと、先月1か月間に海外の投資家が日本株を売った金額は30兆4797億円だった一方、買った金額は29兆219億円で、売った金額の方が1兆4570億円余り上回り、今の形で統計をとり始めた平成17年1月以来では最大の「売り越し」となりました。東京株式市場では、先月1か月間に日経平均株価が1715円値下がりし、海外の投資家の売りが株価の急落につながったことを裏付けた形です。また、東京証券取引所によりますと、海外の投資家が先月1か月間に東証一部で売買した金額は55兆6086億円と、全体の71.6%を占めて初めて70%を超え、海外の投資家の市場への影響力が一段と強まっています。市場関係者は「海外の投資家の多くは、アメリカ経済の減速の影響を最も大きく受ける国は輸出頼みの日本だとみて日本株売りの動きを強めており、その結果、売買のシェアも高まった」と話しています。 2月14日 4時58分

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