2008年2月13日水曜日

日本のGDP 年率3.7%の伸び

去年10月から12月までのGDP・国内総生産の伸びは、企業の設備投資や輸出が高い伸びを示したことから、物価の変動を除いた実質で、前の3か月と比べ0.9%のプラス、年率に換算すると3.7%となり、2期連続のプラス成長となりました。
内閣府が発表した去年10月から12月までのGDPの速報値は、物価の変動を除いた実質で、前の3か月に比べ0.9%のプラスとなりました。この伸びが1年間続いた場合の年率に換算しますと、3.7%となり、2期連続のプラス成長となりました。主な項目別に見ますと、企業の設備投資は、自動車や産業用機械などの製造業を中心に増えて、プラス2.9%の高い伸びになったほか、個人消費も0.2%のプラスとなりました。また、輸出から輸入を差し引いた外需も、中東向けの自動車やアジア向けの鉄鋼製品などの輸出などが好調だったことから、GDPを0.4%押し上げ、日本経済の成長を支えた形となっています。一方、住宅建設は、耐震偽装問題をきっかけに改正された建築基準法の影響が続いているため、9.1%の大幅なマイナスとなりました。このほか、物価の変動を除く前の名目のGDPの伸びはプラス0.3%となり、4期連続で実質成長率を下回りました。
2月14日 10時7分

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