2008年2月21日木曜日

NY 金の先物価格最高値更新

先物価格は、一時、1オンス=958ドル40セントまで上昇し、史上最高値を更新
アメリカが景気後退に陥るのではないかという警戒感から、安全な資産としての金の先物市場に資金が集まり、ニューヨーク市場の金の先物価格は最高値を更新しました。先物価格は一時、1オンス=958ドル40セントまで上昇しました。
21日のニューヨーク商品取引所は、製造業の景況感を示す経済指標が悪化したことから、アメリカが景気後退に陥るのではないかという警戒感が広がり、安全な資産としての金の先物市場に資金が流れ込みました。また、景気減速傾向を反映してドル安が進んでいることから、ドルで取り引きされるニューヨーク市場の金の先物に割安感が出て、投機的な資金も流れ込んだものとみられています。先物価格は、一時、1オンス=958ドル40セントまで上昇し、史上最高値を更新しました。また、ニューヨーク株式市場も、製造業の経済指標が悪化したことを手がかりに幅広い銘柄に売り注文が出て、株価は値下がりしました。平均株価の終わり値は、前日に比べて142ドル96セント安い1万2284ドル30セントでした。市場関係者は「景気悪化の警戒感に加えて、原油や穀物、資源価格が上昇しており、インフレを心配する声も出始めている。利下げへの妨げとならないか神経質な相場展開となっている」と話しています。

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